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注)このホームページでは、推拿研究の基礎となる推拿の基本を学習していただくため、
上海推拿教育院日本一指禅推拿協会による「推拿学習の手引き」を掲載いたしました。

推拿学習の手引き

六大推拿流派

一指禅推拿流派
上海、江南、江北一帯に古代から伝わる。6世紀の達磨の禅から始まるとも、清朝から始まるとも言われる。一指禅推法を主要手法とし、按法、摩法、拿法、推法、搓法、抄法、滾法、纏法、揉法、捻法、揺法、抖法の12法を含む。患者に痛みを与えない柔和と浸透を最重要視するが、剛も用いる。経絡に沿って穴位を調整する弁証施治を旨とする。易筋経によって練功を重ね、米袋で技術を磨く。

 こん法推拿流派(滾法のさんずいではなく、てへん)
1960年代に一指禅推拿流派の季峰原が創始した。こん法を主要手法として、揉法、捻法、按法、拿法、搓法と四肢の被動運動を用いる。経絡、経穴のほか、解剖、病理学を応用した関節運動をしながら手首の運動によるこん法の刺激を患部に与える。
内勁推拿流派
擦法を主要手法とする。ほかに五指拿法、撃法が特徴である。少林内功を施術者、患者とも練功する。
正骨推拿流派 (正骨按摩、傷科按摩)
骨、関節、筋骨を調整する。正骨手法と推拿手法を行う。

点穴推拿流派(指圧推拿、指針療法)
按法、掐法(こうほう)、点法、圧法などの手法で穴位を刺激する。

推拿学習の手引き

第一一章 推拿の概略
推拿は上海で発展 推拿の流派

中国式マッサージを上海では推拿と言いますが北京など中国のその他の地域では按摩と言います。推拿が上海で発展したためです。
上海三大推拿流派のひとつ、一指禅推拿流派はこん法(指間関節滾法)を含む7種の手法を基本とするが、一指禅推法で、全身を施術することが可能としている。
この滾法が上海で発展してこん法(さんずいではなくてへん)推拿流派を形成した。したがって推拿の代表的手法では一一指禅推法とこん法ということになるが、その他の手法はおおむね北京など上海以外の地域に流行していた按摩、板法の手法と共通です。板法はカイロプラクティクの手法と同様、脊椎や関節を外部からの運動による手技よって調整するものです。
推拿は中国医学の基礎理論に基づいて体系化されています。気功、鍼灸、漢方薬とならぶ、中国古代からの知恵です。日本では推拿を中国整休と呼ぶことが普通です。このため推拿(すいな)という呼び名はまだまだ知られていません。
こん法推拿流派は一指禅推拿流派から発展しました。その他に保健推拿、内功推拿、点穴推拿、傷科推拿、運動推拿、運気推拿、正骨推拿、整膚などがあります。当会ではこれらのほとんどを学べます。

推拿の社会的地位 健康法、リラクゼーション推拿

推拿が東洋医学の一つとして病気予防や健康増進ばかりではなく、もっと積極的に病気の治療に役立つということは、疑う余地はありません。
韓国には70年代には韓医学の大学が設立され、韓医師の免許もあります。中国では医大には中国医学の部門があり、湯薬の他に鍼灸、推拿 (按摩)、気功があります。公立病院内に推拿科があります。
また国家規模の推拿、気功の療養所や研究所が開設されており、推拿医師、気功医師の養成がなされています。日本では西洋医学の医師しか認められていません。
戦後、鍼灸、按摩マッサージ、指圧、柔道整骨については免許制度が出来ました。このとき、その他の民間医療は認められなくなります。
昭和年20代には有名なものでも500あったといわれる民間医療の多くは次第に消えていったといわれています。していたものは既得権という観点から認められました
それまで開業していたものは既得権と言う観点から認められましたが、新規に開業することが禁じられたのです。なかには、すばらしいものもあったわけですが、あまりに個性的で分類することができなかったと報告されています。現在中国でも民間療法がたくさんあります。古代から医学の交流があったので、当然のことだと思います。

検討の結果、鍼灸師、按摩マッサージ師、指圧師、柔道整骨師の免許が設定されました。今後も社会的要請があれば新たな免許ができる可能性もあるわけです。
このように、個別の名前で分類して内容を特定し、保護するかわりに制限を加え、その他の治療法を排除して統制をしていくという方向です。免許取得のためにはー一定のカリキュラムをこなさなければならないわけで、時間と資金がかかります。さらに経験をつんで独り立ちするまでにかかる費用は大変なもので、開業して回収するのは並人抵の努力ではありません。ブ-ムにのって開業する人も=多く過当競争もまぬがれません。最近でぼクイックマッサージなど免許制度のない者が営業するため、免許取得者の妨害になっていると訴えるケースもあります。
中国では、文化大革命の時期徹底的に気功は弾圧されたのですが、庶民の間で続けられ、文化大革命が終わると復活してきました。
民間医療は脈々と水面下で息づいています。職業選択の自由が保障されている現状では民間医療者は医学的基礎知識なしでも営業活動でき、料金も自由に設定できるのです。気功、レイキ、カイロ、操体法、野口整体、十字式、などあげからきりがありません。
推拿は中国医学の経験をふまえた技術で、数千年の蓄積があります。
経絡、経筋、経穴を正確に操作することによって他にない効果をあげることが可能です。
実力の世界ですから、努力して高い能力を獲得する者もでてくるわけです。このような技術の中にすばらしいものもあり、今後活用できるものを含んでいます。設備、経費のかからない民間医療は今後もますます必要になってくるものと思われます。
かつて、民間医療、療術家の団体もあったのですが、現在は消滅し、そういった貴重な技術や経験は認められにくいというのが現状です。
民間医療の研究機関、あるいは団体を望むところです。

そういった盲点をついて、でたらめ医療をする者があります。でたらめ医療の犠牲になるのは庶民で、事件になってはじめてだまされていたことがわかるわけです。保健所などの関係当局も資料の公開はなされていません。チェック・もなされていない。
どんなにすばらしい療法で、お金もかからないものでも、健康法として行なえば合法、医療として行なえば違法ということになります。民間療法は違法というだけでは解決できません。
法的に診断、漢方薬の処方など医療行為は禁止されています。マッサージ、按摩ということもできません。健康法、リラクゼーション整体、推拿という呼び名は認められています。

情報が少ない

中国では気功、推拿の専門雑誌も出ていて、比較的冷静な判断ができる環境もあり、雑誌社でも独自に気功を研究し、資料を集めて読者の質
問や、相談にこたえています。
日本では、気功やカイロ、整体について正確な情報はなく、トラブルがあっても判断できる機関がない。
管轄の保健所でも明確な基準がない状態です。そういうなかで詐欺まがいの行為が横行して庶民は泣かされています。
また、効果がありすぐれたものでも、それを認定する機関も知識もありませんから、庶民は知るすべもないという情けない状況です。
日本一指禅推拿協会は正確な知識をもった技術者を認定しています。当会で認定試験を受ければ、こん法指導員、推拿師範等の認定がうけられます。上海での研修を受けることも可能です。

気功、推拿の盲点

外気治療によって難病が治るという話もマスコミで流され、トラブルもでてきていますが、実際はどうなんでしょうか。
中国でも流行にのった気功、推拿を利用した金もうけが横行しています。
中岡の医療現場で外気は応用されていますが、難病にきくとか、一回で効果があるというものではなく、通常の医療の一一環として地道に行なわれています。患者の体内の気を調整しているわけですが、目に見えないものなので、判断がむづかしいところです。
暗示効果もありますので、集団で気を受けろ場合いでは、集団催眠のような二とも起こります。
測定器である程度は気の状態を計ることができますし、実際に劇的に改善される例が数多く報告されていますので、否定するものではなく、今後そのメカニズムが解明されてくれば、把握できるようになると思います。
法輪功事件後、中国では気功治瞭は気功医師の資格なしにはできなくなりました。許可された病院以外での治療も禁止です。
中国の医療現場では、何にでも効果があろとは、言っていません。ある種の病気、症状に効果が認められているということです。
中国にはたくさんの療法が流行し、またすたれていっています。
ぞの一つ一つが長い経験にうらうちされた、捨てがたいものなのですが、中国のそのままのスタイルを日本でやっていくのは無理があります。
中岡のデータをそのまま鵜呑みにするのではなく、||本の風土にあった功法に発展させ、実践してその結果を検証して普遍化していく作業が望まれます。
気功、推拿に親しんでいく中で、新たな発見もあり、さまざまな工夫がなされるわけですが、そういうことを共通の財産として共有できる場が必要だと思います、
当会では、気功、推拿、を実習するお手伝いをいたします、疲労回復、自律神経調整、ストレス解消にもってこいです。お金もかからずいつでもできます。
現代人の多くが悩んでいる肩こり、腰痛、冷え症、胃腸不調などに効果がありますので、開業することもできます、開業する場合は、別に開業指導を行います。

気功、外気、気功推拿について

外気には、自然界に存在する体外の気と、体内の気(内気)を体外に放射するものと二つの意味がある。体外の気は、天、あるいは宇宙の気、地の気、樹木の気などがある。
中国医学で言う外部の邪気(外邪)とは、風気、熱気、湿気、燥気、寒気、火気(六淫)であり、これらの気は適度ならば良好な環境の気であるが、限度を越すと外邪となると考えられている。
中国医学で言う体内の邪気(内邪)とは過度の怒り、過度の喜、過度の思い、過度の悲しみ、過度の恐れ、過度の憂い、過度の怯え(七情)の七つの感情である。後述の五臓六俯の表のとおり、それぞれに肝臓、心蔵、脾、肺、腎臓、に対応する。
例、風気にあたりすぎると風邪をひく、宝くじにあたって喜びすぎて心臓麻痺を起こす。など。

気功には自分の体内の気を養う内気とその内気を手や眉問から放射しておこなう とされる外気療法がある。練功を行って、高まってきた内気の余剰の力を使うと考える派と、自然界にある外気を百会(頭頂の穴位)や左手などから吸収し、右手などから放射すると考える派などがある。
いづれにしても、気をコントロールするとき、白己の気を使うため、事前の練功が不可欠である。気には父母から受けついた先天的な気と、食物や、練功によって得た後天的な気とがある、まずは後天の気が消費され、それが不足すると生命の源でもある先天の気が消耗すると言われいる。
気功には精を練って先天の気を養うという目的がある。

推拿は自己の内気や外気を使わないで行うが、長い問には消耗してくることがある。このため、気功練功により気を養うことをすすめる。
上海中医学院推拿科では、少林内功、易筋経を必須科目としている。
気功推拿は気功外気療法を推拿と組み合わせたもので,いわゆる外気治療はこれが多い。一指禅推法を組み合わせたものを特に点穴療法と言う。
この特徴は、一般に中国医学では脈を看るが、l囮こ鼓動の速度(脈拍)を計るのではない。左右の手首の6ヵ所のポイントで、それぞれ五臓六俯の機能を看るのである.中国医学で言う五臓六腑は、臓器の意味と考えると理解出来なくなる。 肝臓そのものではなく、肝機能とその関連と看なければならない。 気功推拿では医者の外気を患者に放射、その反応を感知して病気を診断する。これを気功診病という、この練習法は別のコースにある。

純粋に外気のみで治療を行うならば、体に触れる必要はないかもしれない、しかし、より効果高めるために推拿の手法を組み合わせるのである。
休に触れる触れないにかかわらず、気が交流することによって、体の状態がわかる。手の労宮穴などに、皮膚感覚として感じる場合もあり、施術者の体を自紙にすることによって、相手の体の不具合を違和感として感じろ場介もある。いずれにしても相手の影響を受けることになる。

邪気を受けないようにするには

このコースでは気を用いない推拿を練習する。しかし,推拿を行っているうちに、自然に外気が使えるようになる例が多い。まずは,外気を使わないで行うようにつとめる必要がある。なかにはある日突然に外気が消耗していることを気がつき、1日の治療人数が減らさざるを得ない人もいる。もし、1日の患者数が多い場介にはそうなる前に練功を覚えることを勧める。練功はテープ教材で学べる。
気功推拿を学びたい場合は、更に気功推拿コースを学習する.

第二章 推拿の学習方法

学習内容
中国医学の基礎理論
経絡、経穴(つぼ)の知識 別の資料参照
約150の常用経穴の名前、活用法を暗記する、
頸筋の知識、圧痛点.皮膚敏感点、神経刺激点の理解.
推拿手法
実際の応用(ビデオ)

1.中国医学の基礎理論

中国医学は一朝一夕に理解できるものではないが、おおまかに述べることによって、今後の理解を助ける。

中国医学は日本では漢方という名で親しまれてきたが、その歴史は古く、仏教などとともに古代に大陸から伝えられたものが、日本の風土の中で発展してきたものだと考えらている。しかし、現代の日本では西洋医学が重視され、漢方医という制度はなく、捕助的に漢方薬として利用されているだけである。また鍼灸が定着しているが、医学の一部分というよりは肩 こり腰痛などの対症療法になっている状況であるといわなければならない。
中国医学は薬学、鍼灸、按摩推拿、気功などを必要に応じて使い分ける総合的なものです。
中国医学はまた数千年の歴史を誇る束洋医学の原点と言えるものです。
現代の中国では西洋医学と中岡医学のよいところをとりいれた医療を実践して、臨床に気功も積極的にとりいれられています。歴史的にみるとに見ると、2000年前に編集された黄帝内経は中医学の理論体系が当時すでに完成していたことを証明しています、黄帝内経は今日でも知恵の源泉として大変重視されています。
三世紀に入り漢の時代になると、傷寒雑病論、金匱要略など膨大な医学書が編集され、豊富な臨床経験をまとめた多くの学派がでてきます。
今日行われている薬学や鍼灸の原理もこの時代に確立しました。
西洋医学に対して中国医学は精神主義的な要素が強いと思われがちですが、実は精神を物質とみている古代の自然科学に裏打ちされたもので、長期にわたる医療実践経験によりて蓄積された臨床医学です。

中医学の基本的特徴

整体観念と弁証論治

整体観念とは、人間の身体は内臓や器官などが別々にあるものではなく、一つにまとまって身体を作っているという意味である。同時に人間は人間だけで存在できるものではなく、空気や水や湿度や温度など環境と 一体になって存在するものであると考えられている。
人体の統一性を重視している。I
人体は一つの整体であり、人体と世界は有機的なつながりがある一つの整体であると言える。
このため、病気を診るとき。西洋医学のような、個別の臓器の病気あるいは、特定の病名つけるのではなく、証を決めることによって体全体の状態を表現する。
八綱弁証といい、体の状態を陰陽、寒熱、表裏、虚実に判別される。
たとえば、腎気が弱っていて心臓が強い場合など上火腎虚などという。
後で述べるように五臓六腑は陰陽五行の考えによって関連つけられている。

陰陽五行

古代中国で陰陽五行は自然と宇宙を解釈する一つの方法であった。
世の中のすべての物質は陰または陽、木火土金水こ分類されるという考え方である。

陰陽とは陽のあたるところを陽とし、陽のあたらないところを陰としたもの。
木火土金水の基本的物質が世界を構成していると考えられている。

この五種の物質は相互こ影響しあって、絶え問なく変化している。
中国医学はこの陰陽五行をとりいれ応用することによって人体の生理、病理変化、診断と治療を解釈するようになった。

五行は木火土金水の五種 五行学説

古代中国で農耕が発達すると、種をまく時期などの農作業を行う時期を知るため暦が考案されれた。暦は天体の運行そのものでもあった。天体観測がすすむと占星術が発展した。天体観測によって恒星と惑星の動きに注目された。太陽の周囲をまわっている水星、金星、火星、木星、海王星、冥王星は惑星と呼ばれ、地球から見ると。それぞれ複雑な動きをしている。古代中国では海王星、冥王星は地球からはるかに遠いため観測できなかったようであるが、水星と金星、火星、木曜、土星の運行には注目していた。惑星の特徴と運行を地球上の自然界の変化や社会の変化に対応させて占星術が発展してきた。占星術によって国家が政治方針を占うこともおこなわれていた。天変地異と惑星の連行との関係にも注目された。木→火、火→土 土→金、金→水、水→木は親子関係、逆に木→土、火→金、土→水、金→木、水→火は対立関係。これを相克という。

陰陽学説

陰陽学説は気学説を基礎に確立された。
世界は陰の気と陽の気の2つの気の対立と統一によって成り立っている。
磁石の極性のように陰陽は相対的なものとして考えられてきた。

陰陽五行解説図 要暗記

物の陰陽

空間 時間 季節 温度 重量 明暗 運動
上、外 春、夏 温熱

上昇、動

興奮亢進

下、内 秋、冬 寒冷 下降、靜

抑制衰退

人体の陰陽

人体部位 組織
表 上 背 手足の外側 皮膚 毛 六腑 手足の三陽経 気
裏 下 腹 手足の内側 筋肉 骨 五臓 手足の三陰経 血

五行

方位

中央 西

季節

長夏

五臓

肝臓 心臓

六腑

胆のう 小腸 大腸

膀胱 三焦

五体

皮膚 毛

五官

病位

頭 首 胸脇 脊柱 肩 背

腰 股

五志

恐 憂 怯

五気

湿

寒 火

五色

五味

塩からい

肝機能と胆のうは連続した臓器で肝臓の疲れは目にくる。怒ると青筋が立つと言われ、春の風に当たりすぎもよくない。
心機能は赤色と関係がある。顔や舌が赤いのは心臓注意。喜びすぎると心臓を傷める。夏の暑さにも弱い。
胃は思い煩うと悪くなる。甘いもの土曜の湿気も過ぎると悪影響。
肺の機能は乾燥に弱い。鼻からのど肺の順に病気は進む。肺病患者は秋のように白く物悲しい。
腎の機能は恐れに弱い。冬の寒さにも弱く耳に影響する。

臓象論

内臓の働きを分析する考え方である。五臓六肺がこれにあたる。肝臓、心臓、牌臓、肺臓、腎臓は五臓と呼ばれ、気を蓄える臓器という意味である。六俯は胆嚢、小腸、胃、大腸、膀胱と三焦がこれにあたる。

経絡学説

気の流れる道筋を経絡と呼び、全身に十二の正経と任脈と督脈が重要なもの。気の出入り口を経穴と呼ぶ。いわゆるつぼである。
特に覚えなくてはならない経穴がいくつかあり、別の経絡図を参照する。
十二正経は手足には六本づつ十二本ある。
休の表面に700ほどのっぽがあり、それらは経絡を通して内臓器官に連絡しています。このため内蔵や体内の機能の不調が体の表面にあらわれるのです。推拿はこの体表にあらわれてくる変化に対して刺激を与え、逆に内臓や体内に良い影響を与えようとするものです。
たとえば、生理が不順の場合、腹部のつぽ、脚のつぽに対して行うが、膀胱に問題があれば、膀胱経、腎臓に問題があれば、腎経に沿って刺激する。


別の資料にある常用経穴、約150を暗記する。
仙、に阿是穴(圧痛点)、神経点、皮膚敏感点、足裏反射区などがある。

気血津液学説

気とは何かということですが、人体を構成している微細な物質と考えられていた。気は血液と一緒に巡回する。津液とは体内にある液体を指す。気功、外気、推拿、気功推拿についてを参照。

2,推傘の手法

マッサージ、指圧は、やる人が手の指を傷めたり、関節炎を起こします。
大概はその前にいやになってやめてしまうでしょう。仕事でやる場合は、大変です。
推傘は、全身をリラックスをして局部に負担をかけないような合理的な動きで行います。滾法は手指や手のひらで刺激を与えるのですが、手首の回転運動によって刺激するため、痛めることがありません。ただし、十分に基礎練習を行う必要があります。これをおこたると、関節を痛めてしまいますので、注意して下さい。 中国整体院を開業したが、半年もしないうちに、指の使いすぎで、関節炎が出て、肘まで痛みがあり、とても仕事にならない。ずきずきと腕が痛み、安眠できない。という例もあります。 やる人も楽になってお互いに気の交換が起こり次第にリラックスしていくようにします。

気功推拿は全身運動

上海の推拿治療師、毎日10時間休みなくやっているのに関節炎どころか、健康そのもの。 中国上海で考案された滾法を応用することによって実現できる。そのコツは体重移動と関節の運動にある。力を使わず全身をゆっくりとゆらすように行う。

推拿は人間関係を円満にし楽しい雰囲気をつくれます。

推傘の治療原則

推拿の治療原則
推掌は中国医学の理論に基づいて治療体系ができている。足をくじいたり脱臼、突き指など関節、靱帯、筋肉などのずれを修正することはもちろん、内臓の働きを調整し、ホルモンのバランスを整え、気血の流れを順調にさせる効果がありあます。

推傘治療法とは、推掌手法によって気を調節する方法であり、中国医学の基礎理論にしたがった方法である。
中国医学の診断法に八綱弁証がある。体の状態を陰陽、温熱寒冷、表裏(浅い深い)、虚実に分類することによって証をみる。たとえば、体力はあるが体の表面がほてっていて、熱っぽい場合、浅く温熱状態で実であるというふうに.この証にあわせて行うことになる。

体が冷えに偏っている場合温法を行う。冷証
温法 ゆっくりやさしく、暖めるように行うことで陽気を補う。

気の通りが悪く、痛みがある場合、気の流れが停滞している場合通法を行う。実証
通法  経絡、血管の流れに沿って摩法、推法を用い、刺激し気血の通りをよくする。

気が不足している場合、虚証
補法  右回転させながら摩擦しゆるやかに気を補う。

よくない気が溜まっていたり、病いの気がある場合。実証
潟法  便秘等の場合強めに速度は速めに気を排出させるように行う。

気が滞っていて、よくない気がある場合等
汗法  皮膚の汗腺を刺激し新陳代謝を活発にさせる。傘法などを用いる。

体表にが熱があって内部は冷えある場合など
和法 皮膚から体内に刺激を与え奥と表面とを調和させるようにする。拿法などを用いる。

気が停滞、固まりになっている状態
散法  振動を与えながらゆるめて散らす。揺動類 摩擦類を用いる。

体内に熱が充満している場合など、熱証
清法 熱を発散させ、鎮めるように行う。柔法などを用いる。

中でも補瀉の考え方がなじみが薄いので、説明しておく。
虚している場合は補  実の場合は潟
補瀉とは中医特有の考え方である、八綱弁証の陰陽寒熱表裏虚実の八要素の中で虚実は気の状態と動きを見るものである。病気の気と人体の持つ正気との関係を表している。虚は病気の気が強く正気は弱っている状態であり、気を排出しないほうがよい、外部から正気を補うようにすることが必要になってくる。即ち補を行う。

実は病気の気も強いが正気も強い。病気の気を外に排出しても正気に影響はない状態。即ち潟を行い病気の気を排出する。
実証のときは潟し、虚症では補する。
推拿における補潟をまとめるとこのようになる。
軽く揉むのは補 強く揉むのは潟
ゆっくり摩擦するのは補 速く摩擦するのは潟
経絡に沿って行うのは補 経絡の流れる方向と逆の方向に行うのは潟
経絡に沿ってという場合、手指の外側あるいは後側は指先から肩方向で足は逆に内側あるいは前側炉足先から股関節方向ということになる。
背中、腹部は下から上に向かうのが順行となる。

時計回りに回転させるのは補
逆時計回りに回転させるのは瀉
長時間行うのは補
短時間に行うのは瀉
心臓に向かって行うのは補
心臓と逆の方向へ行うのは瀉

推掌手法

推掌手法とは施術者の手あるいは四肢その他の部分を用いて各種の技巧や動作によって患者の体表を刺激する方法である。
推傘は患者の体に触れるのであるから、十分に手法に熟練し、患者に安心感を与えながら行わなければならない。患者の信頼がなければ効果は望めない。特に以下の五点は患者の信頼感を得る上で重要である。

手法を行うにあたって必要なことは以下の5点である

1,(持久) 数分間にわたって同一動作を反復して一定の圧力を保ちながら持続させる。
患部がゆるむまで時間がかかる。数十分持続することによってゆるませることもある。

2,(有力) 動作中は一定の力の強さを保っ。
急に力を強めたり弱めたりすると患者に不安を与えるので適切な力の強さを持続させる。
3,(均一) 動作はリズムをもって行い、急に速くしたり遅くしたりしない。
どうしても初めは速くなりやすい。意識的に遅くして、速度は一定に保つ。

4,(柔和) 動作はなめらかで滞りなく行う。 力の強弱の変化によって浮いてしまったり滞ってはいけない。
手の指の爪は手入れして関飾をやわらかくして手法を変えたり、右手から左手に移るときもなめらかに行う。
以上の4点は同時である。
5,(浸透) 体表を刺激していても力は内部にまで浸透させる。
微妙な振動や、圧力で深いところまで到達させる。気功推掌の場合は気を浸透させる。
患部に与える刺激は時間と強さによって決まる。
強く刺激すれば時間は短くなり、弱い刺激では時間は長くなる。
一般には弱い刺激を長時間続ける。もし、時間がない場合とか、特に強くしなければならない場合、時間は短くする。
手法の要領は以下の通りである。 重要
表面からはじめ内側へと刺激を浸透させる。
はじめ力は弱く次第に強くする。はじめはゆっくり次第に速くしていく。
点からはじめ次第に線を形成、点と線がつながっていくようになる。
経絡に沿って刺激し補と潟を明確に行う。
手法は組み合わせて行うことができる。
基本手法  基礎的な単一の手法。
複合手法  いくっかの手法を組み合わせたもの。
渡法を右手で行いながら左手で押すなど。また親指とその他の指を別の手法を行うなど。
手法を分類すると以下のようになる。
揺動類手法  手を振り子運動のように揺り動かす手法
例、一指禅推法 纏法 滾法 柔法など
施術者の指先や手の甲などを用い、指、手、手首、肩の関節を
連携させながら連続的に揺り動かす方法である。

上海で考案された滾法、一指禅推法はこれに属する。気功推掌もこれを応用している。施術者は完全にリラックスをして行い、揺り動かすことによって極力余分な力を使わず、したがって疲れも少なくてすむ。
手首の関節をやわらかく動かすことによって、実現できる。

摩擦類手法  患部をこする手法
例、摩法  擦法  推法  分推法  抹法など
施術者の指の腹、手のひら、手の根本、肘などを用い、直線あるいは円運動によって幹部をこする。
振動類手法  患部に振動を与える手法
例、料法 振法
両手で四肢の先端部をつかんで小刻みに上下に振り、肩や腰を揺り動かす方法。気功推拿ではこれを使って気を送り込む。
押圧類手法  垂直方向に圧迫する手法 もむ手法
例、按法  点法  捏法 拿法、弾筋法、抓法(そうほう=つまむ、つねる)
押し出すように部位を圧迫あるいは部位をにさむように圧迫する。手指でつかむようにして患部をもむ。
叩打類手法  (こうだ)たたく手法
例、拍打法 掌叩法 打法 指打法 弾法 垂法
患部をリズミカルにたたく方法
複合類手法  基本手法を組み合わせて行う
例、推摩法(親指は一指禅推法その他の四指は摩法)
運動関節類手法  関節や靱帯筋肉を運動させる手法
例、揺法 背法 板法 抜伸法
カイロプラクティクと同様な手法を含む

施術者が使用する部位。
手掌  手のひら
手根  手首付近
大魚際  手のひらの親指側
小魚際  手のひらの小指側
親指
四指  親指以外の指
ひじ
前腕
拳 こぶし
両手

 

第三章 こん法(滾法 さんずいではなくてへん)

こん法のこんはころがすという意味。
滾法推拿流派の基本手法
滾法は上海で広く行われていたから発展した手法である。60年前l上海の民間按摩家が考案したとされる。その後、一指禅推法の経験を受け継ぎ論法推拿流派として発展完成され、柔法、按法、拿法、捻法、擦法を含んでいる。現在、上海地域で流行している。
姿勢 いわゆる気功のたんとうの姿勢で練習する。全身の力をぬいて背骨はまっすぐに、頭と首は背骨の上にバランスよく乗っている。肩と腕は自然に下げてリラックスレ全体に円を意識する。
重要注意 経穴、圧痛点などに吸着させて行う。

こん法の練習法

このコースではまずこん法中心となる。体各部の治療のほとんどがこん法単独かこん法とその他の手法を組み合わせたもので可能である。こん法を徹底的に練習することによって、施術者が手を痛めない推拿を実現することができる。

治療台

基本手法のビデオテープではふとんの上で行っている。日本では畳の上で行うことも多いためである。中国ではすべて治療台の上で行う。
治療台は市販のものでもよいが、自作でもよい。高さは施術者が立って腕をたらし、指先が触れる程度。シングルベッドの70パーセント程度の幅、長さはシングルベッドと同じ。中国ではござをしいただけだが、ふとんなど適当なクッションをのせたほうがよい。

 練習用枕

直径8センチ、長さ25センチほどの小さい枕をつくり、枕を相手に譲法の練習をする。中は米を適当量入れる。片手で枕を押さえ、片手で枕の中間の一点に滾法の動作をする。手がなじむまで繰り返し練習。目安は、自然に手が動き、何も考えなくても自由な刺激を与えられるようになるまで。中国では1日数時間、一ヶ月間はかけている。その後、対人練習に入る。

枕を押そうとしないで密着して回転しているという要領で練習。

練習の注意

正確な姿勢を維持し、背骨を伸ばし、肩は前方へ落とすようにして胸をはったり、お腹をまえに出したりはしない。命門をひらく、つまり背中のへその反対のあたりををまっすぐにしてお腹をひっこめるようになる。
背中をまるめたり肩をいからしたりしない。意識で手にいたらせる。手の動きにあわせて全身を移動させる。体を動かさず、手だけを移動させないようにする。                   ・
足は両足を八の字にひらいて立つことにより手の動きについていくことができ、動きに全身各部が一一緒に連動します。
こうすることで、自分が疲れることなく治療効果も高まる。

間違いを防ぐ

正確な診断にもとづいて治療をおこなう。外傷、骨折、関節脱臼など内出血がある。
高齢者に対しては軽く行う。骨折のおそれのある患者には特に強く行わないようにする。
自分の体を守るため自分の功力を高める練習を日ごろからおこなう。
臨床では正確な姿勢を維持し、背骨を伸ばし、肩は前方へ落とすようにして胸をはったり、お腹をまえに出したりはしない。背中をまるめたり肩をいからしたりしない。意識で手にいたらせる。手の動きにあわせて全身を移動させる。体を動かさず、手だけを移動させないようにする。
足は両足を八の字にひらいて立つことにより手の動きについていくことができ、動きに全身各部が一緒に連動します。
こうすることで、自分が疲れることなく治療効果も高まる。
各手法の要領とおりにおこない、左右交代して行う。上半身の筋肉を左右交代に休ませる。
施術者よりも体型の大きい患者に対しては、無理のない手法を行う。

練習の順序

1、米袋での標準こん法の練習、2、掌指を開く拳こん法の練習。3、小こん法、掌指関節こん法の練習。4、直こん法の練習。5、米袋を使用した一指禅法の練習。6、揉法の練習。
同時に自分のふとももや腕、足に対しての練習。
家族や友人への練習。

練習法

こん法練習の順序               
1、標準的こん法を練習
腕の接地角度は約45度、手首を回転さ
せることなく、手首を揺り動かす。手の指は
ボールを持つように丸くする。吸着して
ころがすだけで力をいれないようにする、
手首の往復により手の甲が幹部につく。  攘法前遍吋的接触面

振法回壌這幼
蛎去回攘吋的接触面

2、掌こん法を練習
腕の接地角度は約45度
標準こん法のままで、パッと手のひらを開く。
手指を開いたり閉じたりする。
開いたとき指が均等に広がっていること。

手を自然に握り、手首から外側へ回転させながら指を次第に拡げる。もどし、繰り返す。
握っては開くを繰り返す。小魚際部(手の小指側のへりのふくらみ)が患部に密着していること。

こん法の手首の動きに注意。手首が大きく前後に動く。 

3、小魚際こん法を練習

腕の接地角度は約15度
小指球、手の小指側ふくらみをあてて、
手首を揺り動かし往復運動させる。
手の甲の関節がやわらかくまるくなっ
ていく。

操作法

親指以外の指を軽く握って空拳をつくる。
四指の爪の部分あるいは手の小魚際部を患部につけて、手首を前後にゆり動かし、爪の部分はつけ
たままで手の甲の第一関節まで送り込むように前方に手首を曲げ、もどす。ゆれ動かすように繰り返
す。
手首が曲がることに注意。手の小魚際部を患部に吸着して手首の往復運動を行う。

4、拳浪法を練習

手を握ったまま行うっ比較的力は強くなる。
腰などがんこなこりにもちいる。ただし、
痛みが出ることがあるので注意。

肘をまっすぐにして体重をかける練習をする。動きはゆっくり。

5、小譲法


手の親指以外の4指の関節を患部にあてがい、前後45度の範囲
で細かくゆらす。関節を患部に密着させ、すべらせないように行う。
体重をのせて強く刺激することもできる。掌の形は拳こん法と同じ

6、掌指関節浪法(指間関節節滾法)


親指以外の指を軽く握って空拳をつくる
小指、薬指、中指の関節の突起部分を患部につけて、手首を前後に二ろがすように動かす。

 

手首をやわらかくする運動

日ごろ手首をまわしたりゆらす運動を行う。

前腕滾法

腕をつけて回転させる。ひじを支点にしてゆらす方法もあり、首から腰、足と移動させると気持ちがよい。片手の手首を患部にあてて、もうひとつの掌で手首を押さえながら回転を助ける方法もある。

米袋練習の後 対人練習に入る

まず、自分のふとももや、腕に充分誼法を行い、感触を確かめながら、対人練習に入る。家族や友人に頼み、練習させてもらう。上記の推拿手法の要求を満たしているかどうか確認、どう感じているかを聞きながら練習する。肩こり、腰痛など、多くの人が悩んでいる。友人たちは喜んで応じてくれるはず。初めは、できるかぎり、ソフトに軽く力は弱く行う。こうして多くの人に施術しているうちに、患者に教えられて、技術は向上する。

脚の付け根、肩を施術する様子 関節を動かしながら行う。

モミ返しに関する注意

手法の要領を守ることが重要。
表面からけじめ内側へと刺激を浸透させる。
はじめ力は弱く次第に強くする。はじめはゆっくり次第に速くしていく。
点からはじめ次第に線を形成、点と線がつながっていくようになる。
経絡に沿って刺激し補と潟を明確に行う。

どうしても力が入ってしまい、モミ返しが起こることがある。初めての患者の場合、一回目はできるかぎり軽くソフトに行う。二度目以降に徐々に様子を見ながら強めていく。
ひどいモミ返しの例、日頃から腰痛があり、仕事がたてこんだため、きになっていたところ、推拿を受けた、そのときは楽だったが、次の日になって急激な激しい痛みが起こり、救急車で運ばれた。痛み止めの注射を打ち、安静にしていた。
このようなことは、力が強すぎたときに起こりやすい。特に老人に対して行う場合、゛なでるような手法にとどめる方が無難。