免疫システムについて、

武漢ウィルスの蔓延で、世界中が大変なことになっています。
わが国でも令和2年4月7日に新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が出され、
令和2年4月16日に対象地域が全都道府県に拡大されることとなりました。
また、令和2年5月4日、緊急事態宣言が5月31日まで延長されることが決定されました。感染者などのデータでは、5月10日現在で、下記のようになっています。

感染 確認済み
15,777
回復者数
8,127
死亡者数
624

患者のうち約85%は無症状か、自然に回復する軽症者だそうです。
問題は残る15%のなかで6%が重篤化するということです。重篤とは、医師の使う解かり難い言葉の一つですが、平たく言えば死ぬ確率が高いということです。つまり、100人に一人は危ないということです。

どういう状態が危ないかというと、肺炎が重症化し、気管の最末端にある細気管支(さいきかんし)が、炎症によって生じた滲出物で詰まってしまう状態です。その結果、肺胞まで酸素を届けられなくなる。そうなると人工呼吸器でも効果を得られず、放っておけば窒息してしまうということです。

「最後のとりで」とされるのが、ECMO(エクモ)と呼ばれる体外式膜型人工肺ですが、全国に約400台しかなく、ECMOを専門とする医師はかき集めても60人しかいないのが現状とのことです。

実際、重症化から生還した人の話では、呼吸がとても苦しかったといっています。

先ほど、100人に一人は危ないと言いましたが、死亡率を見てみると10代から40代までの方は1%以下であるのに対して、50代で1.3%、60代で3.6%、70代で8%、80代以上となると14.8%と急に死亡率が高くなります。高齢者は心肺機能がもともと低下しているということもあり、一気に重症化しやすく、肺炎等にかかり、死亡してしまう方も少なくないようです。

では、無症状か、自然に回復する軽症者と、重篤化する感染者との違いはどこにあるのでしょうか。?
一般的な解釈では、免疫の有無と免疫細胞の強弱です。
免疫細胞が体を守るしくみは、
1.ばい菌にはまずリンパ球以外の細胞(顆粒球や単球/マクロファージなどの貪食細胞)の出番ですが、ウイルスのように血液中を流れたり細胞の中に入り込むようなものはうまく処理できません。
2. そこでリンパ球の出番です。まず、B細胞がウイルスに対する抗体を出します。3. そして、キラーT細胞がウイルス感染した細胞を攻撃します。

1.ミエロイド系細胞が病原体を食べることを自然免疫と言います。
(食細胞)
2. Bリンパ球が抗体をつくる
3. キラーTリンパ球感染細胞を殺す
2.3.を合わせて獲得免疫と言います。

獲得免疫系の4つの特徴
獲得免疫系には4つの特徴がります。
1.特異性:病原体を見分けられる
2.多様性:どんな敵でもやっつける
3.自己寛容:自分の身体は攻撃しない
4.免疫記憶:2度目はかからない

このように、私たちの体を守る獲得免疫ですが、免疫系の細胞は、攻撃する細胞ばかりではありません。中には、免疫反応を抑制する役割をもった細胞もいます。抑制性細胞があることはかなり前から知られており、また、いろいろな種類があることがわかっています。その中の代表選手が、制御性T細胞です。自己免疫病の発症を抑えます。

サイトカインによる情報伝達
サイトカインによる情報伝達についても知らなくてはいけません。サイトカインは細胞が放出する情報伝達物質です。
遠く離れた細胞でも、それを見分ける受容体を持っていれば、働きかけることができます。
サイトカインは、いわば「増えろ」とか「働け」という指令書のようなものです。中には「おとなしくしてなさい」とか「死んで下さい」というメッセージを伝える
ものもあります。
時には、サイトカインが原因で、免疫が暴走する場合があります。
自分自身の組織を傷つけ、最悪の場合、死に至ることもあります。

免疫について、図表でうまく現したサイトがありますので参考にしてください。

推拿伝授にあたって(会員向け投稿)

※本文は2月11日の勉強会でテキストとして使ったものです。
推拿とは:
 推拿とは、中国において古代より発展した疾病の于技療法であり、はじめは按摩と呼ぱれ、3000年以上の歴史を誇る中国固有の治療の医術である。
推拿は、手をいた手法により治縦を行う中医学の治療の一部門であり。その治療は一般に傷筋骨の整復が知られているが、中国では内科系統の疾病に対する治療も多く行われ、その治療範囲は広く効果も人きい。
推拿による内科系統の治縦は、古くから行われている一般的な治療決で、消化器系統、呼吸系絞、循環系統、神経系統など身体全体にわたって広範囲の治療に用いられている。
その作用機制は、施術者が患者の体表面上あるいはつぼに手法を行い、その作用により人体内部の生理、病理状況を調節し治療効果に至るものである。施術者は具体的な病状に基づき各種の技法を運用し、その“手法”をとおして生み出された外力により、患行の体表の特定部位や穴位上にある効果を作り上げる。その種の効果が体内に浸透して、生体の各器官や内部臓器に作用しその関連する各身体機能を良性方向に転換し、体内の臓腑機能を調整して治療作用を起こす。
現代ではこのような作用原理は、身体組織や各器官についての各種実験や臨床の結果をもとにより広く研究され、推拿はさらに発展しつつあるが、残念ながら専従の研究者もおらず、学会など研究発表の機会もないため、今後の課題として、統一した「作用原理」と「エビデンス」が求められると思われる。

滾法とは:
推拿(すいな)は多様な手技があることが、特徴の一つでもあるが、その中でも代表的な手技として「滾法(こんぽう)」と呼ばれるものがある。(滾の字は、本来の部首は、「氵」ではなく「扌」だが、日本のPCでは、漢字変換が出来ないので滾法と表記する。
筆者の推拿の流儀は「上海推拿(しゃんはいすいな)・滾法派」と称し、滾法を多用する。
写真は、手を軽く握りこぶしにして、力を抜いた状態でころがす技法(標準滾法)である。

指圧のような力技ではないので施術者には全く負担がかからない。”
施術時、手背の小指側から前腕を回旋しながら押しころがし、同時に手指関節の屈伸動作を行な
う。
ころがす頻度は1分間に120回が最適とされている。
圧力が大きく接触する面積が広いので、肩背部、腰部、四肢部と広い範囲に適する。血行を促進し、関節を柔らかくし、筋肉の痙攣や痛みを取り除き、慢性疾患の症状に多く用いられる。推拿の治療では特に多用される手技である。
他に、拳滾法関節滾法前腕滾法などがある。
非常に難易度の高い技術で、推拿を医療として取り扱う中国では、この滾法の練習を在学中の5年間毎日訓練するという。
練習には写真のような、中に米を入れた滾法枕を用いる。

 

 

①肩の力を抜く。
②手の甲をつけるようにゴロンと転がす。

※肩が下がらないように。腕に力が入らないように。
③押さない!たたかない!すべらせない!を守る。

慣れてくると同時に両手でも出来る。

不必要な力をかけず行なうことで、心地良い刺激をしっかりと与えることが出来る。

特に背面を流れる太陽膀胱経を滾法で流せば、あらゆる疾患に効果があるといわれている。

肩こりや腰痛、手足のしびれなどにはもちろん内臓疾患やアトピー性皮膚炎などにも適用される。

推拿の基本はまず滾法から、練習・実践あるのみ、上手な滾法が出来るようになるには、近道はない。

 

 

 

 

こんにちは&こんばんわ!

研究会代表の古田島 です。

WordPress へようこそ。情報の発信を優先するため、理学推拿研究会のホームページをWordPressで更新しました。これが最初の投稿です。ご意見、ご要望はフォームメールで承ります。
よろしくお願いします。