メニエール症候群の原因と治し方

 メニエール病は罹った人でないと解からない辛い病気です。インターネットで「メニエール病」と検索すると、主に医療関係のサイトがヒットします。それらのサイトで書かれている内容の多くは、メニエール病の原因や症状、発病した人の体験談などが多いです。しかし、メニエール患者が本当に知りたいのは「どうすれば治るか」なのですが、それにこたえてくれるページは見当たりません。何故ならばメニエール病のほんとの原因はお医者様でもわからない難病だからです。

メニエール病の原因は「内リンパ水腫(内耳のリンパが増え、水ぶくれの状態)」であると言われていますが、何故そうなるかが解かっていないのです。ここでは永年メニエール症候群で苦しんだ筆者の体験と、整体士としての臨床施術経験からその原因を解き明かしたいと考え、投稿いたしました。もちろん、私の個人的意見ですから医学的エビデンスがあるわけではありません。ですが、私の10年に及ぶ整体施術における結果から、原因は血流不足による筋肉の硬化とそれに伴うリンパの滞留であると自信を持って言えます。現実に施術を受けた方々がすべて治っているからです。

 

メニエール病とはどんな病気か?


メニエール病は、めまいのときに難聴(耳の聞こえが悪くなる)、耳鳴り、耳がつまった感じなどの聞こえの症状を伴い、このようなめまい発作を反復する病気です。発作時のめまいは高度で、吐き気、嘔吐を伴う場合が多数ですが、意識の障害や言葉のもつれ、運動の障害を伴うことはありません。

難聴などの聞こえの症状は、発作後に軽快しますが、めまい発作を繰り返すたびに次第に増悪することがあります。発作の間隔は、週1回程度から年数回程度まで様々です。メニエール病のめまい発作は発症後1~2年位の間に軽快する症例が多数ですが、症例によっては数年以上にわたる例もあります。また、発作を繰り返すうちに難聴が回復せず、次第に高度となる症例があります。

メニエール病の治療は、発作時と発作後で異なります。発作時では、めまいと難聴への治療が主体となります。また、発作後ではめまい発作を予防し、発作の間隔ができるだけ長くなるように、色々な対策を講じます。

メニエール病の発作は、ストレス、過労、睡眠不足などがきっかけで起こる場合が多いので、これらをできるだけ避け規則正しい生活を送るようライフスタイルの見直しも重要です。発作の予防対策は薬物治療が主体ですが、発作が頻発する場合には種々の手術治療の対象となります。

なお、メニエール病の名称はフランス人医師メニエール(1799―1862)に由来します。メニエールは、それまで脳の病気で起こるとされていためまいが、耳(内耳)の病気で起こることを初めて報告しました。

内耳には①聞こえの細胞が詰まっている蝸牛と、②平衡機能を司る三半規管と耳石器があります。メニエール病の本態は三半規管の内リンパ腔の水ぶくれである内リンパ水腫であることは多くの証拠より間違いのない事実であると考えられています。問題は、この内リンパ水腫がなぜ生じるかです。先に原因は血流不足による筋肉の硬化とそれに伴うリンパの滞留と書きましたが、血流不足は頸板状筋と肩甲挙筋の硬直の結果です。椎骨動脈~脳底動脈が圧迫され内耳の血流が悪くなるのです。頸板状筋と肩甲挙筋の硬直は上部頸椎のズレを引き起こすこともあり、さらに血流が悪くなりますし、頭痛も起きます。
リンパの滞留は前斜角筋と胸鎖乳突筋の硬直によるリンパ管の圧迫によります。これは私自身が発作を抑えるにはどうすればよいかを試行錯誤の結果、得た結論です。具体的に言うと顎を引いて上から紐で吊るされたように頭を立てた姿勢を取ることで発作を抑えることが出来ます。この姿勢で前斜角筋と胸鎖乳突筋が緩むからです。推拿施術においては、根本原因である抗重力筋群を滾法で緩めるとともに、気功を用いて腸腰筋を緩めた後に頸板状筋、肩甲挙筋を緩め、前斜角筋、胸鎖乳突筋を緩めます。また、これらの筋肉は骨格筋であり糖化の影響を受けやすいので、食事指導は必須です。食事指導については後日また投稿します。

 

 

「後縦靱帯骨化症・黄色靱帯骨化症」

症状
この病気になると背骨の動きが悪くなり、体が硬い、背すじにこりや痛みを生じることがあります。しかし、このような症状は病気でなくても起こりますので、この症状だけでは病気かどうかの判断はできません。
注意が必要な症状は、神経(主に脊髄)が圧迫され神経の働きが低下して起こる、以下の脊髄症状です。

後縦靭帯骨化症で頚椎の脊髄が圧迫されると、手足のしびれ感(ビリビリ、ジンジンしたり感覚が鈍くなる)や手指の細かい運動がぎこちなくなり、しづらくなります(箸がうまく使えない、ボタンの掛け外しがうまくできない)。ほかにも、足がつっぱってつまづきやすい、階段を上り下りがこわくて困難などの歩行障害も出現してきます。

黄色靭帯骨化症でも同様の症状が出現しますが、骨化してくる部位が胸椎に多いので、その場合は足の症状だけで手の症状は出現してきません。
年齢的には40歳以降に発症することがほとんどで、男性にやや多く見られます。正確なデータは少ないですが、50歳以上の4.5%は黄色靱帯が骨化するとの報告があります。ただ、手術に至るような症例は10万人に1人程度で、脊椎の手術を受ける患者さん全体の1%弱であり、重症となるのは比較的まれな疾患です。
胸椎黄色靭帯骨化症の症状
黄色靭帯の骨化は、主に下位胸椎に起こりやすいため、手や腕などの上肢には症状が出ません。初期症状として、下肢の脱力やしびれ、こわばりが挙げられます。また、ときには腰背部の痛みや下肢の痛みが出現してきますが、痛みはない場合が多いです。数十~数百メートル進む度に休まないと歩けない(間欠性跛行/かんけつせいはこう)など、腰部脊柱管狭窄症と同様の症状が現れることもあります。重症になると歩行困難になり、日常生活に障害をきたす状態になります。
原因と病態
背骨の骨と骨の間は靭帯で補強されています。椎体と呼ばれる四角い骨の背中側で脊髄の前側には後縦靭帯が、椎弓と呼ばれる背中側の骨の前側で脊髄の背中側には黄色靭帯という靭帯が存在し、それぞれの骨に適度な動きと安定性をもたらしています。

後縦靭帯は脊髄の前方に位置し、黄色靭帯は脊髄の後方に位置するため、それぞれの靭帯が分厚くなって骨のように硬くなってしまうと脊髄が圧迫されて下記のような症状(脊髄症状)が出現してきます。前者は後縦靭帯骨化症と言い胸椎にも出現しますが頚椎に多い病気で、後者は黄色靭帯骨化症と言い逆に胸椎に多い病気です。

後縦靭帯骨化症と黄色靭帯骨化症
後縦靭帯骨化症(左)と黄色靭帯骨化症(右)

診断
頚椎に多い後縦靭帯骨化症は通常のX線(レントゲン)検査で見つけることができますが、胸椎に多い黄色靭帯骨化症は通常のX線検査では診断が困難なことが多いです。
通常のX線検査で診断が困難なときは、CT(コンピューター断層検査)やMRI(磁気共鳴撮像検査)などの精査が必要になってきます。CTは骨化の範囲や大きさを判断するのに有用で、MRIは脊髄の圧迫程度を判断するのに有用です。

予防と治療
この病気を完全に予防することはできませんが、症状の悪化を防ぐためには日常生活で以下の点に注意してください。

頚椎後縦靭帯骨化症では、首を後ろに反らせすぎないこと、仕事や遊び、泥酔などにより転倒・転落することで脊髄症状が出現したり悪化したりすることがあり、くれぐれも注意が必要です。前述のような脊髄症状のため日常生活に支障があり、画像上脊髄にある程度の圧迫があれば手術が必要です。頚椎の後縦靭帯骨化症に対する手術法には、首の前を切開する前方法と後ろ側を切開する後方法があり、各々に長所と短所が存在します。

脊椎圧迫骨折 Spinal compression fracture

脊椎圧迫骨折とは
脊椎圧迫骨折とは背骨が押しつぶされて変形してしまう骨折で、骨が弱いお年寄りに多いのが特徴です。尻もちをつくなど転倒が原因で起こることもありますが、重い物を持ったり、せきやくしゃみをしたりなどのちょっとしたきっかけでなることもあります。知らないうちに背骨のつぶれが進行し、背骨が丸くなってしまうこともあります。

治療法
診断と治療は医師の仕事です。レントゲンやCT、MRIを使い診断します。
骨折が見つかれば、多くの場合はコルセットで固定して治します。骨が完全に治るまでは重い物を持ったり、前に強くかがんだりといった、背骨に負担がかかる動作は避けましょう。骨密度が少ない患者さんは担当の医師と相談して、骨粗鬆症の治療を受けることが重要です。
早期発見できればコルセットや薬物治療で治ることが多いですが、なかなか治りにくく、手術しなければならない場合もあります。手術は小さな傷で、骨折部分にセメントを注入する治療から、大きく切開して金具で固定する治療までさまざまです。手術法は患者さんの身体や骨折の状態によって決められます。
整体士が関与できる範囲は少なく、血流を良くして痛みを緩和するのが主な仕事ですが、骨粗鬆症の治療を受けている方も多く、注意が必要です。
施術法は圧迫の少ない標準滾法をメインとします。圧法などは厳禁ですし、体幹に異常がみられる方は施術をお断りするべきでしょう。

馬尾症候群 Cauda equina syndrome

腰痛には、ぎっくり腰のように突然おこる急性腰痛から、繰り返し起きる慢性腰痛症まで種々の症状があります。主な原因は姿勢やストレス、老化(糖化)などに由来する腸腰筋の血行不良です。普通、腰痛は1回の施術で完治するのが普通ですが、そうでない場合も往々にしてあります。整形外科などでレントゲン写真を撮っても異常がみられないことが多いですが、中には器質異常が進んで画像で診断できる場合もありますので、1回で治らないお客様は医師の診断を受けるようお勧めすることも必要です。

馬尾症候群とは

 そのような症状の一つとして、馬尾症候群 Cauda equina syndrome があります。脊椎にはパイプ状の神経の通り道(脊柱管)があり、その中には1本の脊髄と脊髄から分岐した31対の脊髄神経根が内包されています。脊柱管内の脊髄は、第1~2腰椎の高さで終わり、脊髄の下端から下肢へ延びていく脊髄神経根はしばらく脊柱管内を走行したあと、それぞれの高さから分岐します。この腰仙部の脊髄神経根の束は馬の尾っぽに似ていることから、馬尾と呼ばれています。

馬尾の解剖図(腰仙部の硬膜管の内部を背側から見たところ)

何らかの原因により馬尾全体が圧迫されて生じる重篤な神経症状(腰痛や下肢の神経痛・しびれなどの感覚障害、下肢の運動麻痺、尿閉や尿・便失禁、性機能障害など)を馬尾症候群といいます。主な原因には、巨大な椎間板ヘルニアや高度の腰部脊柱管狭窄症、脊髄・脊椎の腫瘍、硬膜外血腫(硬膜と脊柱管の間の血腫)や細菌の感染(化膿性椎間板炎や膿瘍)、外傷による損傷などがあります。

馬尾症候群の診断

馬尾症候群の診断は、医師が行いますが、問診(強い腰下肢痛がある、下肢の感覚が鈍い、足の力が弱い、尿が出ない)と、神経学的検査(筋力テスト、知覚テスト)および膀胱機能検査で診断します。さらに、レントゲン撮影、MRIなど画像検査を行えば、診断は比較的容易です。
原因として膿瘍や転移性腫瘍が疑われる場合には、血液検査や内臓疾患の有無を調べます。

馬尾症候群の治療

馬尾症候群の診断が確定すれば、医師による迅速な治療が必要です。馬尾の腫れを減らすために、ステロイド薬が投与されることがあります。圧迫を軽減する手術はできるだけ早く行わなければなりません。特に、急性に発症した腰椎椎間板ヘルニアや硬膜外血腫、脊椎破裂骨折などが原因の馬尾症候群は、24時間経過すると神経症状の回復が不良とされていますので、緊急手術の対象となります。一方、感染や血液・内臓疾患がその原因であれば、並行して原因となった疾患の治療を行います。

 

腰椎椎間板ヘルニア完治例

腰椎椎間板ヘルニアとは、腰や臀部が痛み、下肢に痺れや痛みが放散したり、足に力が入りにくくなる症状を呈する状態のことを言います。
医師以外のものが、こうすれば病気が治る、・・・・・など、言ってはいけないのが日本の医師法です。したがって、我々整体士は実際にあった治癒例を紹介し、治ることをアッピールしなければならないのです。これを事例研究(case study)といいます。正確に言うと、現実に起こった具体的事例を分析、検討し、その積み重ねによって帰納的に一般的な原理、法則を引き出す研究法のことです。

今回は、Bさん(37歳・女性)の事例です。Bさんは、医師から腰椎椎間板ヘルニアの診断を受け、今年(2019年)3月18日に初回来院されました。医師からは手術を勧められていましたが、最終判断は5月の検査で決めましょうと言われたとのことです。正確な日時は忘れましたが1か月半ほどの期間があったと覚えています。

施術は、理学推拿における標準套路のみで行いました。3/18、3/30、4/7日の三回のご来院後、6月1日に首が痛いと言って来院されました。ヘルニアの検査はどうでした?と質問したところ、「治っているので手術の必要はない」と先生に言われたとのことです。通常は完治に5~8回ほどかかるので、年齢が若いせいもあるがずいぶん早かったな、との感想です。ちなみに首の痛さは、頚椎2番(Second cervical)のズレでした。当然ですが1回の施術で完治しました。