メニエール症候群の食事療法

メニエールを治す食事は、すばり言って「糖化防止食」です。
“糖化”が“老化”の原因であることはすでにお分かりの事と思いますが、前回の投稿で挙げた各筋肉は“糖化”により硬直しやすい骨格筋です。
糖化はアミノ酸と糖が結合してできるので、まずは体内のタンパク質が存在する部分に異常が現れます。例えば、人体のタンパク質の1/3は「コラーゲン」として存在しているのですが、実はこのコラーゲンは10種類以上の種類があり、骨や皮膚、軟骨、血管など全身に存在します。また、筋肉を構成する「エラスチン」というのも体内のタンパク質として重要です。筋肉は体を構成する骨格筋のみならず、胃腸や血管・尿管の太さを調整する平滑筋として内臓に分布していますが、今回はメニエール病の食事療法と言うことで骨格筋に特化してお話しします。

食事からのAGEs摂取を防ぐ
加熱調理などによって出来た、食品に含まれるAGEsの30%が食事によって体内に取り込まれます。つまり、肉、魚などを糖質と一緒に加熱調理してはいけません。

糖質の摂取をしない
 人間は胃でペプシンを分泌します。胃でペプシンを分泌する動物を肉食獣(肉食動物)と呼びます。動物には肉食動物と草食動物の2種類があり、巷で言われるような雑食動物などと言う分類はありません。人間は雑食動物であるなどと真顔で言う人は生物学の知識のない人なので相手にしてはいけません。
人間はチンパンジーと共通の祖先である肉食獣から800万年前に枝分かれしましたが、日本人が米を食べ始めたのは弥生時代である2,400年前です。
つまり7,997,600年は肉しか食べていないのです。人間の正しい食事は肉であるということを理解してください。食事で摂取した糖は36°Cの体温によりゆっくりと糖化します。つまり老化ですが、糖を過剰に摂取する人はメニエールになりやすいということです。本気でメニエールを治したかったら、まずは1か月間、糖を断ちましょう。
脳の学習効果により、その後は糖質を取らなくてもストレスにはならないでしょう。

メニエールになりやすい体質はお菓子禁止です
内リンパ嚢が発育不全で小さかったり、線維化して目詰まりが起こっているような状態である人が、メニエールになりやすいことが病理組織や手術所見などで確認されております。つまりメニエールになりやすい体質という者があるということです。幼少時に車酔いしやすかった人などは甘いお菓子は要注意です。

メニエール症候群の原因と治し方

 メニエール病は罹った人でないと解からない辛い病気です。インターネットで「メニエール病」と検索すると、主に医療関係のサイトがヒットします。それらのサイトで書かれている内容の多くは、メニエール病の原因や症状、発病した人の体験談などが多いです。しかし、メニエール患者が本当に知りたいのは「どうすれば治るか」なのですが、それにこたえてくれるページは見当たりません。何故ならばメニエール病のほんとの原因はお医者様でもわからない難病だからです。

メニエール病の原因は「内リンパ水腫(内耳のリンパが増え、水ぶくれの状態)」であると言われていますが、何故そうなるかが解かっていないのです。ここでは永年メニエール症候群で苦しんだ筆者の体験と、整体士としての臨床施術経験からその原因を解き明かしたいと考え、投稿いたしました。もちろん、私の個人的意見ですから医学的エビデンスがあるわけではありません。ですが、私の10年に及ぶ整体施術における結果から、原因は血流不足による筋肉の硬化とそれに伴うリンパの滞留であると自信を持って言えます。現実に施術を受けた方々がすべて治っているからです。

 

メニエール病とはどんな病気か?


メニエール病は、めまいのときに難聴(耳の聞こえが悪くなる)、耳鳴り、耳がつまった感じなどの聞こえの症状を伴い、このようなめまい発作を反復する病気です。発作時のめまいは高度で、吐き気、嘔吐を伴う場合が多数ですが、意識の障害や言葉のもつれ、運動の障害を伴うことはありません。

難聴などの聞こえの症状は、発作後に軽快しますが、めまい発作を繰り返すたびに次第に増悪することがあります。発作の間隔は、週1回程度から年数回程度まで様々です。メニエール病のめまい発作は発症後1~2年位の間に軽快する症例が多数ですが、症例によっては数年以上にわたる例もあります。また、発作を繰り返すうちに難聴が回復せず、次第に高度となる症例があります。

メニエール病の治療は、発作時と発作後で異なります。発作時では、めまいと難聴への治療が主体となります。また、発作後ではめまい発作を予防し、発作の間隔ができるだけ長くなるように、色々な対策を講じます。

メニエール病の発作は、ストレス、過労、睡眠不足などがきっかけで起こる場合が多いので、これらをできるだけ避け規則正しい生活を送るようライフスタイルの見直しも重要です。発作の予防対策は薬物治療が主体ですが、発作が頻発する場合には種々の手術治療の対象となります。

なお、メニエール病の名称はフランス人医師メニエール(1799―1862)に由来します。メニエールは、それまで脳の病気で起こるとされていためまいが、耳(内耳)の病気で起こることを初めて報告しました。

内耳には①聞こえの細胞が詰まっている蝸牛と、②平衡機能を司る三半規管と耳石器があります。メニエール病の本態は三半規管の内リンパ腔の水ぶくれである内リンパ水腫であることは多くの証拠より間違いのない事実であると考えられています。問題は、この内リンパ水腫がなぜ生じるかです。先に原因は血流不足による筋肉の硬化とそれに伴うリンパの滞留と書きましたが、血流不足は頸板状筋と肩甲挙筋の硬直の結果です。椎骨動脈~脳底動脈が圧迫され内耳の血流が悪くなるのです。頸板状筋と肩甲挙筋の硬直は上部頸椎のズレを引き起こすこともあり、さらに血流が悪くなりますし、頭痛も起きます。
リンパの滞留は前斜角筋と胸鎖乳突筋の硬直によるリンパ管の圧迫によります。これは私自身が発作を抑えるにはどうすればよいかを試行錯誤の結果、得た結論です。具体的に言うと顎を引いて上から紐で吊るされたように頭を立てた姿勢を取ることで発作を抑えることが出来ます。この姿勢で前斜角筋と胸鎖乳突筋が緩むからです。推拿施術においては、根本原因である抗重力筋群を滾法で緩めるとともに、気功を用いて腸腰筋を緩めた後に頸板状筋、肩甲挙筋を緩め、前斜角筋、胸鎖乳突筋を緩めます。また、これらの筋肉は骨格筋であり糖化の影響を受けやすいので、食事指導は必須です。食事指導については後日また投稿します。

 

 

めまい、ふらつき、メニエール症候群の原因も上部頸椎のズレです。

めまい、ふらつき、メニエール症候群の原因も上部頸椎のズレです。
椎骨脳底動脈と言う名前の血管があります。頸椎の骨の中を通過して脳に血流を送っている動脈の名前です。7つの頚椎の左右の横突起を、それぞれ1本の椎骨動脈が串刺しのようにして頭蓋底の大孔という大きな穴まで上向し、そこで左右の椎骨動脈が合体して脳底動脈となり脳幹部、小脳、大脳の後ろ寄りに血流を送っています。
脳幹部は生命の維持に重要な部位であり、小脳は身体のバランス、大脳の後ろは視覚に関連が深いところです。したがって、椎骨動脈の血流が悪くなると、意識が無くなる、バランスがとれない、頭痛やめまいがするなどの症状がでてきます。

全身の血液量の分布は、動脈に20%、毛細血管に5%、静脈に75%と言われています。(参考までに体循環と肺循環の血液量の比は、約3:1です。)

何故、血流が悪くなるかと言うと、高齢者においては動脈硬化もありますが、一般的には椎骨動脈が通っている頚椎が変形して動脈を圧迫してしまうことです。整体の世界ではこれを「上部頚椎のズレ」と呼んでいるのです。
何故、上部頚椎のズレかと言うと、頚椎のズレを引き起こすのは前回の図のように、肩甲挙筋と頸板状筋であり、いずれも上部頚椎が起始または停止となっているのです。

心臓から出た血液は首を通り脳や感覚器へと送られます。首には主に「椎骨動脈」と「頸動脈」があります。このうち耳と大きく関係するのが椎骨動脈です。椎骨動脈は、連なる頸椎が形成する骨のトンネル(横突孔)を経路としています。

首の後部から頭蓋内に入ると左右の椎骨動脈は一旦、合流して1本の脳底動脈と名前を変えます。この合流地点の直ぐ先に左右に分岐する迷路動脈があり、これら左右の血管を通り内耳(三半規管)に血液が到達します。また、椎骨動脈・脳底動脈から、前・後小脳動脈という小脳へとつながる動脈が伸びています。

椎骨動脈が頸椎に強く圧迫されると、内耳や小脳への血流が不足します。また、椎骨動脈の内空が動脈硬化により狭くなる場合も同様です。他に、後縦靭帯骨化症、ストレートネックなども血流を阻害する原因となります。

メニエール病などは内耳の浮腫みによるめまいと言われます。その通りなのですが、筋ポンプは血流が充分でなければ押し出せないので、結果としてリンパ液が溢れるのです。

肩甲挙筋の栄養血管は背側肩甲動脈、頸板状筋の栄養血管は頚横動脈と後頭動脈です。結論として、首、肩、背中の全体を緩めれば、めまい、ふらつき、メニエール症候群は完治するということです。